フリーランスのWebデザイナー,UIデザイナーになろう

フリーランスのWebデザイナー、UIデザイナーになろうDesigner

前回、独学でデザイナーになるにはといった記事を書きました。今回は、フリーランスのデザイナーになるにはどうしたらいいか、という内容です。

働き方を自分で決める

自分の例で言うと、過去9年間フリーランスの経験があるのですが、最初は「会社で働く事に疑問を持った」のがきっかけでした。若かったという事もありますが 笑

会社に所属した後の独立ということですでにあらかたスキルは身についていたため、前回の記事「独学でデザイナーを目指す」という部分とは少し乖離しているのかなと思われるかもしれないのですが、独学であろうがなかろうが、スキルを身に着けた先に待っているのは「自分で仕事をする・こなす」という点は変わらないため、本質としては一緒なのかなと思います。

必ずしも一人で仕事するとは限らない

独立直後は、どこまで出来ればフリーランスでやっていけるかなと模索していたのですが、Webサイトの制作フローの中で当時コーディングまではあらかた出来ていたので(今ほどコーディングが大変ではなかった)、一旦営業先から案件を振っていただき、内容によって他のフリーランスの方と連携したほうが良い部分だけ相談しながら乗り切っていました。

協力体制をつくるために、当時はフリーランスのデザイナーさんが集まるオフラインのコミュニティを利用したりしていたのですが、今だとオンラインサロンやフリーランスのための福利厚生や保険制度を提供しているフリーランス協会などの団体があるようです。

また、今は在宅ワークの一環として一人で仕事を完結する方が多いのかもしれないのですが、フリーランスの一人体制になりすぎてしまうと、たくさん案件が重なった際や急な病気、旅行にすら気軽に行けない、という事態に陥りがちなため、協業できるパートナーを探せるとベストかなと思います。

まずはポートフォリオの作成から

最初から営業先があらかた見えていれば別ですが、実績がないと仕事は来ませんよね。ポートフォリオはとにかく早めに作れたら作ったほうが良いと思います。

いくつか個人的に勉強がてらにサイトやバナーデザインなど得意なものを作ってみるでもよし、クラウドワークスランサーズなどのクラウドソージングサイトに登録して実際に作ってみた実績をまとめるでもよいので、自分がどういった事が出来るかを、WordpressやGoogleスライドなどでポートフォリオとしてまとめると良いです。

例えば、営業先を増やす機会や、大きなプロジェクトのプレゼン案件に参加する時などに、ポートフォリオの提出は必須です。それだけではなく、最終的に転職活動にも役立ちます 笑

Googleスライドでポートフォリオを作るメリット

私は今だと数年ごとにGoogleスライドを作り直して、見せるべき時だけリンクを限定公開するようにしているのですが、自分がその案件にどう携わったか、どういうツールで制作したか、どんな効果を生んだか、といった内容にするようにしています。正解はないですが、ひと目見ただけで理解できる内容にするようにしています。

メリットとしては、必要な人にだけスライドの閲覧リンクを送ればいいだけなので、検索などで誰かに見られたりしないこと、Googleのアカウントがあれば誰でもすぐに作れるというところでしょうか。

ポートフォリオの案件例

LPページポートレート作成例

WordPressでポートフォリオを作るメリット

WordPressでポートフォリオをつくれば、検索からの自然流入などによって営業先が獲得できる可能性が広がりますし、Wordpressを制作した各サイトへのインデックスページとして作成する目的と、自身で勉強した最新の技術や凝ったデザインなどを見ていただく作品としての役割を果たすことができる点がメリットかなと思います。

企業案件に関しては、クライアント名を出すことをご了承いただいていれば企業名を出すことは構わないかと思いますが、たいていは一個人のブログの記載にOKいただくのは難しいため、企業名やキャンペーン内容は特定されないようある程度ぼかして書いたりしておくのが良いかと思います。Wordpressに企業名を掲載した場合、いつか検索からトラブルになる可能性もあるので 笑(ページによって鍵をつけるなどの配慮ができればそれでも良いかなと思います)

フリーランスで稼ぐには

まずは身の回りから需要をみつける

ポートフォリオを作っても、SNSやクラウドソージングサイトを利用するだけでは、なかなか稼ぐというところまでは行き着かないかなと思います。

自分の場合は、所属していた会社から小さな案件から少しづつ回してもらって要領を得たあと、グラフィックが得意な友達と二人で事務所を作ったことで、営業先をお互いに増やしました。

もしみなさんが営業先をどうやって増やしていいか悩むなら、最初のうちは自分の生活の範疇で出来ること、例えば知り合いのお店のメニュー表やイベントのポスターなどちょっとしたところで手伝える部分に手をかけてあげる、そのうちにお店のサイトを作りたい、バナーやLPを作りたい、運用をしたい、といった流れで守備範囲を広げていく、という営業方法もあるかなと思います。

フリーランスなら何をやってもいいのでは

何ならフリーランスですし、自分でWebショップをデザインからプロデュースする、といった事もやったっていいんじゃないかなと思います。BASEのテンプレートなどは、見るだけでもデザインの勉強になります。ショップページのテンプレート作成なども、デザイン力をあげるためにチャレンジになりそうです。

何より大事なのは、オンラインであったとしてもきちんと相手と話すこと。もちろん案件によるかと思いますが、相手がどう考えてどういうものを求めているのかをきちんとヒアリングすることが、信用を得た上で次に繋がる方法だと思います。人脈を広げるためのコミュニケーション能力、それと・・まあ飲みニュケーションですかね🍺

副業という手もある

別に会社を辞めてこういう事をやろうと思わなくても、一旦平行して副業としてお小遣いを増やすといったことをメインに考えてもいいんじゃないかなと思います。結局は好きじゃないと続かない仕事ですし、副業をやっていることを公言することで営業先が増える可能性もあると思うからです。自分がどれくらい仕事に対して熱量を持つことが出来るか、が鍵になる気がします。

営業から事務処理まで思いがけない業務がある

習うより慣れろ

営業先を見つけるのも前述どおり大変なのですが、スケジューリングだけではなく、仕事を受注して納品するまでの一連の事務処理も発生します。思いがけない出費(PC修理がもっとも大変ですが、ソフトや素材サイト利用代金、資料本などの購入や一時的な代替費用、打ち合わせや取材にかかる交通費など)もよくありますし、各クライアントへの請求書の発行や、年に1度の確定申告など、やってみないとわからない大変さがフリーランスにはあります。

これはやってみないとわからない大変さですが、ある程度慣れの要領はあるのと、何よりも自分で自由に仕事をしながら稼ぐ楽しみを知ってしまうとあまり苦にならなくなるので、習うより慣れろ、というやつですね。

スキルを身につける近道はない

前回の記事に書いた一連の流れを出来るようになる事が、Webデザイン、UIデザインの基本的なスキルになるため結局近道はないのですが、どの分野が自分の得意分野かが勉強していくうちにはっきりしてきて、例えばですがもしかすると営業が一番得意、ということに気づくかもしれません。そうしたら、いろんな案件をフリーランスの知人にまわしてあげたり、可能性が広がるかもしれないですよね。

何事もやってみる、トライアンドエラーといった気持ちで、出来る範囲や可能性を増やしてみるのが一番だと思います。

と言ってる自分が、今は会社所属というのも信用度が薄いかもしれませんが、これからまた副業再開予定なので、実戦編はまたいつか・・

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