Photoshopのレタッチ機能⑤背景の空を別の空に置き換える

Photoshopのレタッチ機能⑤背景の空を 別の空に置き換えるDesigner

以前までは、背景の空を差し替える方法としてPhotoshopのレタッチ機能②写真の中から必要な要素を切り抜くなどで書いたように、前景だけ切り抜いて背景の空を合成する方法しかありませんでしたが、Photoshopの新機能「空を置き換え」機能を使えば数秒で空を差し替えることができることを最近知りました・・(2022年から適用されていたようです)!AI技術すごいですねえ・・

使ってみて感動したので、早速使い方の特徴やTipsをお伝えします!

空と前景がくっきり分かれた写真のケース

できれば、背景の空と前景(空の手前の景色)がくっきりと分かれた写真を選ぶと違和感が少ないです。

今回はなるべく素人が撮った写真のほうがわかりやすいと思ったので、自分が前に撮影したスカイツリー近辺の写真を選択しました。まったくいじらずに撮影したままのデータで加工してみます。

編集メニューから「空を置き換え」を選択します
編集メニューから「空を置き換え」を選択します。
空を置き換えパネルの中に、すでに用意されている空を選んでみます
「空を置き換え」パネルの中に、すでに色々と空が用意されていますが、一旦もとの空と近い色のものを選んでみます。
前景(空の手前)と背景の空のトーンが合うように、自動的にPhotoshopで調整してくれます
前景(空の手前)と背景の空のトーンが合うように、「前景の調整」内で自動的に調整してくれます。
他の空で置き換えても、前景と合うように自動的に数値を変更してくれます
他の空で置き換えても、前景と合うように自動的に数値を変更してくれます。また、出力を「新規レイヤー」にすると、もとの画像の上に加工されたレイヤーフォルダを作成してくれます。
加工済みのレイヤーフォルダが作成されました
加工済みのレイヤーフォルダが作成されました!フォルダをON/OFFして、もとの画像と比較しましょう。
空を置き換えるたびに前景が合うよう数値が変わります
空を置き換えるたびに前景が合うよう数値が変わります。
自動で馴染ませてくれましたが、もう少し暗くしてさらに馴染ませました
自動で馴染ませてくれましたが、カラー調整やエッジの明暗の数値を変更し、もう少し暗くしてさらに馴染ませました。
出力を「レイヤーを複製」にするともとの画像の上に加工済みの画像が作成されます
出力を「レイヤーを複製」にするともとの画像の上に加工済みの画像が作成されます。
加工された画像がもとの画像の上のレイヤーに作成されました
加工された画像がもとの画像の上のレイヤーに作成されました。

逆光の写真のケース

こちらは、自分が前に撮影した金沢駅の写真です。かなり逆光のものを撮影したままのデータで加工してみます。

もともと逆光だと一番右のような明るい空の写真は違和感が出ます
逆光の写真だと、一番右のような明るい空の写真はかなりの違和感が出ます。
前景が逆光の場合は、色相彩度やレベル補正をして明るい空と馴染ませます
前景が逆光の場合は、色相彩度やレベル補正をして明るい空と馴染ませます。(本来はここまでいじりすぎると違和感が出やすいため、なるべく補正は自然な程度にするため、撮影時に明るさや色の調整をしたほうがよいです)

自分で用意した空の写真と差し替える場合

デフォルトの時点で空の画像が色々用意されていますが、例えばこのようにまったく違う写真を合成することもできます。

空を追加するには、空選択パネル内から「+」を押すとファイルを読み込むことができます
空を追加するには、空選択パネル内から「+」を押すとファイルを読み込むことができます。

まとめ

合成技術はAIによってどんどん上がっていくため、今後さらに便利になっていくと思います。なるべく使い回せるよう、定期的に使い方を学んでいこうと思います!

レタッチ&合成の秘訣

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